スーパーマーケット

 

 

 

 ああ、今日の晩御飯は何にしよう。なんて考えながらスーパーで買物をしている時間はとても素敵だ。大きなスーパーだと大抵のものは置いてあって、晩御飯のレパートリーの可能性は無限大。僕の考えつく限りありとあらゆる料理を作ることができる。

 

 ここで気をつけなければならない事が一つ。晩御飯の選択肢は無限でも、財布の中身は限り有るということ。悲しいことに毎日のように豪勢な料理を食べることは難しく、それなりの値段で済ませなければならない。ゲームで言うところの「縛りプレイ」というやつだ。そこがまた言いようもなく楽しい。

 

 スーパーでの立ち回りでは、周りのプレイヤーに目を配ることも重要だ。フィールドには流れが有って、良い品物の売り場には人が集まる。加えて、自分自身のパフォーマンスには一切関係ないが、他人のカゴの中身を見てその人の晩御飯を想像するのも楽しい。あまりジロジロ見ると迷惑になるのでサッと覗くのが紳士の嗜みと言えよう。

 

 何はともあれ、スーパーに居る人達が皆、今日の晩御飯の事を考えていると思うと、なんとなく平和な気持ちになったりするのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 おしまい。