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後輩の話

 

 

 

 東北は山形。蔵王連峰に見下ろされ中途半端に開発の進まない土地。男三兄弟の末っ子として生を授かった僕は、21年間生きてきてまだ、年下の人間との関わり方がよく分からない。

 

 

 苦手なわけではない。苦手なわけではないのに、話しかけられるとそっけない態度になってしまう。

 このままでは良くないと、大して面白くもない冗談を言いながら、ポップで気さくな感じを演出しようとしたことがあったが、目に見えて体調を崩したのでやめた。

 

 

 

 僕が生きている限り、年上の人はどんどん減っていくし、年下はどんどん増えていく。確実に着実に。

 

 

 

 ロケット鉛筆を思い出す。お尻に尖ったペン先をつっこまれて、うかうかしている間に、前にいる人たちはどんどんと丸くなって、いなくなって、気付いたらもう自分が先頭ですか?といった感じで。

 

 

 

 そっけない態度になるのは、小学生の男の子が女の子に冷たいのと同じことのような気がする。僕はすごくひねくれているからたぶんそうだ。しょうもない。

 

 

 

 

 

 僕のお尻にささっている皆さん。こんな僕ですがこれからも仲良くしてください。

 

 

 

 

 

 

 

おわり。